世界で。宇宙で。

最も過酷な場所に貼られる


熱いまなざしを受ける
小さなラベル

人を寄せ付けない過酷な環境でも
貼るだけで正確に温度を記録する
「テンプ・プレート」
半導体をはじめ、航空、宇宙など
厳密な温度測定を要求される
さまざまな研究分野で業界標準として
1967年の日本上陸以来
長年にわたり愛用されています。


テンプ・プレートとは

Wahl社(ウォール)は1960年に世界で初めて温度測定用ラベル
テンプ・プレートを開発し特許を得ました。
テンプ・プレートはアポロ宇宙船の内部温度測定に使われ
広く世の中に知れわたることになります。
以来、航空機、鉄道、エレクトロニクス、自動車、食品産業など
さまざまな分野で使われています。

  • "貼っておく"だけで正確に表面温度を記録します。
  • 規定温度に達すると示温素子が黒に変化します。
    一旦変色すると元に戻らず確実な温度記録として残ります。
  • 複雑な機構の内部や回転体など、温度計を用いることの出来ない場所や
    温度計のバックアップとしても有効です。
  • 精度±1%(100℃以下±1℃)
  • 検定ロットで管理され、NIST※に準拠している唯一の製品です。
※NIST:アメリカ国立標準技術研究所

真空対応のパイオニア

半導体装置メーカーの要望により、世界で初めて真空内温度測定ラベルを世に送り出しました。
現在では、真空環境における新しい分野でも、半導体で培った信頼から世界を代表する企業で採用されています。

  • プラズマの影響を受けにくいカプトンフィルムでカバー
  • カプトンテープの重ね貼りの必要がなく作業工数短縮
  • 裏面印刷のため真空中の印刷インク飛散防止
    (アウトガスを最小限に抑えます)
※真空内での温度精度を保証するものではありません。

テンプ・プレートの用途実例 Application

 
  1. インテルが導入したことにより
    半導体を始め真空業界の世界標準となりました。
  2. アポロ宇宙船内部の温度測定に使用されました。
  3. 航空機関係では多方面に使用されています。
    DC-8飛行中の油圧装置の永久記録を取っている。
  4. 自動車業界では、広範囲に用途があります。
  5. エアバス社の最新鋭気ブレーキに採用されています。

テンプ・プレートの構造 Construction

真空用はカバーフィルム裏面に印刷

<原理>
示温素子の融点を利用しています。規定温度に達すると融けた示温素子が
下の黒い台紙に染み込むことでインジケータ窓部が黒くなります。
カプトン カバータイプは、フィルム色の関係でインジケータが黄味かかって
見えますが実際は黒色に変色します。

検定ロット番号

<検定>
WAHL社では標準熱電対連動のホットプレート上にテンプ・プレートを貼り
毎分2℃を超えない温度上昇の元で色変化を観察して検定表を作ります。
ロット毎の検定データは、NIST標準にトレーサブルです。
精度は1気圧における融点利用です。